2011.12.11 秋田内陸線の旅
東北在住中に訪れたい場所が何箇所かあります。
そのうちの1つ、秋田県の鷹巣〜角館間を結ぶ第三セクター、秋田内陸縦貫鉄道。
2011年冬の18きっぷ使用解禁と共に訪問してきました。
まずは青山駅へと向かいます。
自宅から青山駅までは徒歩15分。雪の中を歩いていきます。
好摩駅まではIGRいわて銀河鉄道の路線なので、18きっぷの適用外。正規運賃の500円を支払います。
荒屋新町駅で4分停車だったので、きっぷにハンコを入れてもらい駅の外へ。
ここまで来るとかなり雪も深くなってきます。
県境辺りで眠りに落ち、気付くと十和田南駅を発車していました。
雪の影響か、大館に4分遅れで到着。
大館10:03発→鷹ノ巣10:23着 奥羽本線 普通列車秋田行き
鷹ノ巣到着。
秋田内陸線の鷹巣駅は別の建物になっています。(JR線との連絡口もありましたが)
ちなみに内陸線の駅名は「鷹巣」、JR線は「鷹ノ巣」なのですが、正式な地名は「鷹巣」です。なぜ「ノ」が入るのか理由はわかりません。もっとも今は合併により北秋田市となりましたけど。
内陸線では「ホリデーフリーきっぷ」を購入。
2,000円で全線、及び急行が乗り放題となります。
他にも種類がありまして、
Aタイプ:鷹巣〜松葉間
Bタイプ:阿仁合〜角館間
こちらは上記の区間限定ですが1,000円で乗り放題(急行料金別)。
(実は旅行中にAタイプを使った方が安く済むことに気付いたのですけどw)
そんなわけで内陸線に乗り込みます。
1両編成ですが、どうやら団体さんが乗車されていたようで、車内は賑わっていました。
普通列車ですが、車掌兼ワゴンサービスのお姉さんも乗車されていました。
鷹巣10:42発→比立内12:04着 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車角館行き
さて、列車は雪に覆われた集落→田畑→集落→山…のんびりとした風景の中を進んで行きます。
実を言うとここまでどこで途中下車するなど、予定を全く立てていませんでした。
車内で配布していたパンフレットと時刻表を眺めながら行程を組んで行きます。
よし、ようやく完成!というところで列車が急に減速しました。
内陸線随一のビューポイント、大井川鉄橋を通過中とのことでした。
こういったサービスは三陸鉄道でも見ましたが、観光客には嬉しい限りです。
その内に最初の目的地である比立内駅に到着。
下車は私一人。待ち合わせをしていた急行もりよし2号からも下車はなく、一人駅に取り残されます。
そこそこ住宅がある集落なのですが、人っ子一人歩いちゃいません。
一応国道ですがね…。
途中商店を発見したので、タバコを購入。
意外と若いお兄ちゃんがレジにいてびっくり。また休憩スペースに中学生がたむろっていました。
一服を済ませ、更に歩いて道の駅「あに」に到着。
一応国道沿いの(ry
ここで昼食にします。マタタビを麺に塗り込んだ「またたびラーメン」(700円)をいただきます。
マタタビの味、と言われても正直良く分かりませんでしたが、山菜は美味でした。
お土産コーナーを少々漁り、駅へと戻ります。
比立内13:12発→阿仁合13:32着 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車阿仁合行き
阿仁合13:34発→阿仁前田13:48着 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線普通列車鷹巣行き
次の目的地は阿仁前田です。
ここは秋田県で初めて温泉を併設した駅舎だそうで。せっかくなので一風呂…とも思いましたが、列車の都合上断念。
代わりに駅周辺を散策します。阿仁川の河川敷。
太陽とのコントラストが美しく、なぜか涙がこぼれそう。
15分程かけて国道沿いまで歩き、駅に戻ります。
阿仁前田14:35発→角館16:07着 秋田内陸縦貫鉄道 急行もりよし3号角館行き
念願のもりよし号に乗車。
早い話がコイツに乗るためにここまで来たようなものです。
途中阿仁合に15分停車のため、例のごとく駅の外へ。
車両基地や秋田内陸縦貫鉄道の本社もある重要な駅ですが、駅前は閑散としていました。
売店で名物の「チーズ饅頭」と「バター餅」を購入して車内で食べます。
バター餅は新鮮な味でした。チーズ饅頭はどこかで食べた事あるようなないような…そんな味でした。
さて、内陸線の旅もそろそろ終盤です。
全長5,697mの十二段トンネルを越え、仙北市域に入ると、徐々に平野部が増えていきます。
陽も落ちかけたところで、角館到着。
こちらも内陸線とJR線の駅舎は別々です。
角館16:26発→田沢湖16:40着 秋田新幹線こまち34号 東京行き
角館→大曲→横手→北上→盛岡ルートの利用も考えたのですが、帰宅時刻が3時間遅くなってしまうので新幹線に乗車。田沢湖までなら1,000円強で済むので。
新幹線も雪の影響で4分程度の遅れ
田沢湖駅では私一人が下車。前面ガラス張りの駅舎です。
田沢湖17:10発→盛岡17:55着 田沢湖線 普通列車盛岡行き
あとは盛岡に向かうだけです。せっかくの仙岩峠越えも陽が落ちたため楽しめず。
こちらは定刻通り盛岡着。
帰りは寄りたい場所があったためバスで自宅方面へと向かいました。
さて、残り4日は何処へ向かいましょうか…?