商店街散策〜それでも町は廻っている〜
「それでも町は廻っている」というマンガがあります。
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: コミック
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下町の商店街を舞台にした、いわゆる日常系の作品です。
淡々とした日常風景の中にどこか懐かしさを感じる、そんな印象。
今回は商店街のモデルとなった東京都大田区下丸子を歩いてみました。
※マンガ、アニメの構図と実際の風景の比較はしておりません
前回の鎌倉に続いて関東編です。
出発は登戸駅から。
南武線沿線は私鉄との接続駅を除けばこんな雰囲気の駅が多いイメージ。
南部沿線道路(写真)、多摩沿線道路と、多摩川沿いに川崎市を横断する道路と交差します。
大都市の郊外らしい風景です。
橋の中央で東京都大田区を示す看板が。
反対側には神奈川県川崎市の看板も。
大田区に入ると雰囲気が一変。
街路樹のあるオサレな道路に変わります。
写真左手にはキヤノンの本社があります。
更に15分程歩いてようやく下丸子駅まで着きました。
実は途中で左手に曲がればガス橋通りと並行して商店街があったのですが、そんなことはつゆ知らず駅まで歩いてしまいました。
というわけでここからは来た方向に逆戻りする形になります。
商店街を歩いていきます。
ただし休日のため閉まっている店舗がほとんどでしたが、人出は多いように感じました。。
平日の夕方に来ればもっと活気のある光景が観れたのでしょうか。
駅の近くには24時間営業のスーパーが。
商店街との住み分けはできているのでしょうか?
下丸子を歩いてみると、コンビニやチェーンの飲食店が極端に少ないことがわかりました。
どこの町の商店街でも空きテナントには全国どこでも見られる看板の一つはありそうなものです。
しかし、駅前の一部や幹線(だと思われる)道路沿線を除いてほぼ存在していなかってのではないでしょうか?(間違っていたらごめんなさい)
前にインターネット上で、
「本物の商店街は首都圏の下町にしか存在しない」
という意見がありました。
車移動が基本の地方では、広い駐車場を持つ大型ショッピングセンターが一軒建つだけで、中心市街地はシャッター街化してしまいます。
しかし、基本が徒歩や自転車移動、かつ電車で大きな町まで出やすい(下丸子は蒲田まで7分)立地だと、ある程度の住み分けはできているのでしょう。
そのため、全国一律の看板がない「本物」が残っていくのではないかと思います。
ただ、現状はやはり厳しいのではないかと感じます。
「それ町」の作中でも古くからあるラーメン屋が店を閉める、という回があります。
それを受けた主人公の歩鳥の「商店街の中で全サイクルが完成すれば…」というセリフに全てが詰まっている。そんな気がします。
…長々と駄文を垂れ流してしまいました。本題に戻ります。
こちらは歩鳥が働くメイド(?)喫茶「シーサイド」のモデルとなった喫茶店「アルプス」。
コーヒーの一杯でも飲んで行こうと思っていたのですが、定休日のようでした。残念。
この後は歩いて南武線沿線まで戻る予定でしたが、さすがに疲れたので下丸子駅から蒲田へ向かいました。
蒲田から先の詳細は後日。