2011.8.7 紀伊半島と北陸の旅・4日目①〜伊勢編〜

2ヶ月ぶりに紀伊北陸旅行記を投稿。若干記憶が曖昧になりつつあるのでご了承ください。

この日は松阪駅からスタートします。

松阪8:03→伊勢市8:28着 近鉄山田線 普通列車宇治山田行き

JR線は使わず近鉄で移動します。(18きっぷの使用日数の関係)

田園風景の中を通学の高校生と共にのんびり移動します。

伊勢駅着。

ここで荷物を預けて…と思いきや、スーツケースが入る大型のコインロッカーが空いてない。
あ、でも一時預かり場所もあるじゃん…って9時から営業開始?
さて、どうしよう。9時まで待つのは時間がもったいない。
いっそスーツケース引きずったまま先に外宮を回って駅に戻ってこようか…?

と思案していると、タクシーの運ちゃんが声をかけてくれました。
運「ロッカー空いてなかったん?」
t「そうなんですよー預り所も9時からで…」
運「今日はどこ行くんや?」
t「この辺うろうろしようかと。まずは外宮かと思ってました。」
運「だったら宇治山田駅まで行ったらええよ。この道行けば徒歩10分くらいで着くわ。あっちの方がロッカーの数多いから、まず埋まってる事ないやろし。」
t「!!!ありがとうございます!行ってみます!」
運「おお、気ぃつけてな。」

乗って行けと言われればホイホイ乗っただろうに、徒歩で行ける距離だと教えてくれてありがとう名も知らぬ運ちゃん。

さらに宇治山田駅まで歩いている途中で
運「兄ちゃんそっちやないで!前の信号んとこ左に曲がって!」
と道を間違えていた私に、お客さんを乗せているにも関わらずわざわざ運転席から顔出して教えてくれた運ちゃん。重ね重ね本当にありがとうございました!!

さて、荷物も無事預けられたことですし、本日の目的地である伊勢神宮へと向かいます。

まずは伊勢市駅宇治山田駅からほど近い外宮まで徒歩で向かいます。

10分少々で表参道方面に面した第一鳥居に到着。

夏の朝に木陰の道を通るのは涼しくて気持ちが良いですね。

続いて神楽殿

屋根が素敵な建物です。

土宮(つちのみや)

多賀宮(たかのみや)

そして豊受大神(とようけのおおかみ)をおまつりしている御正殿(ごしょうでん)。
当然本殿は撮影禁止のため、門の外から。

豊受大神さまは天照大神のお食事を司られており、衣食住といった産業の神様なのだそう。

時間も押しているので駆け足でお参りをし、外宮を後にします。

外宮前9:43発→内宮前10:00着 三重交通 内宮前行き

内宮〜外宮間はおおよそ10分に1本バスが走っているので、移動は楽です。

さて、いよいよ内宮です。
まずは宇治橋鳥居をきちんと一礼してからくぐります。

五十鈴川宇治橋で渡ります。

中央線がありますが、宇治橋に限らず境内は基本右側通行となっていました。
なぜ左ではなく右側通行なんでしょう?

神苑(しんえん)と呼ばれる広い参道。

日本の夏風景。驚くほどに緑。

第一鳥居をくぐり、ちょっと脇道に逸れます。
五十鈴川御手洗場(みたらし)

参拝前に心身を清める場所。
確かにこの水なら清くなれそうな気がします。
私も汗にまみれた手を洗わせていただきました。

楽殿

面構えは立派ですが、作りは外宮の方が好みかな。

また脇道に逸れ、風日祈宮(かざひのみのみや)へ向かう風日祈宮橋から。

ここは元寇の時に神風を吹かせた神様がまつられているのだそう。
(なぜか写真は撮っておらず)

本殿の前に荒祭宮方面へ寄り道。

御稲御倉(みしねのみくら)

名前の響き的にお米を貯蔵していた倉でしょうか?

外幣殿(げへいでん)

こちらは外国のお金…ですかね?

…とここまで来て、荒祭宮方面にツアー客がやって来ました。
これではかなり待たされそうなので、先に本殿へと向かうことに。

天照大神が祀られる御正宮へと続く階段。

当然撮影は禁止なので、写真はここまで。

お参りの列に並び、自分の順番が近づくにつれ、徐々に身が引き締まっていく感覚。
そしてお参り。身震いのようなものを感じました。
あの感覚は上手く表現できませんが、日本人が神社を守ってきた理由と近いのでしょうか?

と、そんな事を考えながらゆっくりと内宮を後にします。
荒祭宮経由で。

さて、朝から歩きまわってそろそろお腹も空いてきた所です。
内宮に併設されているおはらい町を歩きます。

典型的なお土産物屋さん街を歩いて行き、おかげ横丁へ。

目指していたのはこちら、伊勢うどんです。
「ふくすけ」さんの「冷やし伊勢うどん(550円)」をいただきます。

極太の麺を濃厚なタレでいただく伊勢うどん
申し訳ないですが正直そこまで好みではないかな…。

続きましては食後のデザート。

水どうファンにはおなじみ、「赤福」をいただきます。

店内にて、赤福3個とお茶付きのセットをいただきます。
うめちゃんとご一緒に。

んー甘い!とにかく甘い!
甘党(しかも和風の甘味派)の私にはたまらない!!

加えて店内の雰囲気も最高でした。

庭を眺めながら縁側で赤福とお茶…なんという贅沢。

こりゃお土産決定だな、と思っていたのですが、

「2日しかもたないんですよねー」

あと3日は旅行するし、暑いしね。こりゃムリだ。

泣く泣く赤福を諦め、朝下車したバス停へと戻ります。

途中でお白石なるものを見つけました。ホワイトストーンズです。

帰りもお土産物屋さん街のおはらい町通りを戻ります。
午後からも予定があるため、目星だけをつけ駅で買うことにします。

伊勢はもう少し神道を勉強し、年齢を重ねてからもう一度。
そうすれば見る角度が変わって、より理解ができるんじゃないのかと。
なのでまだ来るには少々早かったかな、というのが正直な感想です。

4日目その2へ続く