ぶらり鶴見線の旅・その2
その1からの続き、扇町からスタート。
扇町17:00発→国道17:15着 鶴見線 普通列車鶴見行き
次の目的地は海芝浦駅ですが、時間があるので国道駅まで行きました。
高架ホームから階段(長い)を下り、改札を抜けると…。
何とも言えない異様な雰囲気を醸し出しています。
強いて言うなら昭和にタイムスリップしたかのような光景。
反対側からも出てみましたが、特に駅を示す看板は無し。
こちら側は閑静な住宅街です。
折り返しの電車まで7分間しかなかったので、駆け足で改札を抜け階段(長い)を昇ります。
国道17:22発→海芝浦17:31着 鶴見線 普通列車海芝浦行き
ようやく本日のメインイベント、海芝浦駅へと向かいます。
しかし天気の悪さも相まって、徐々に陽が暮れ始める。
これじゃ写真撮れない…と心配していましたが…。
なんとか間に合いました。
電車降りて目の前が海とは…。噂に違わぬ名駅です。
滞在時間が12分。更に暗くなってきたのでそそくさと観て回ります。
ホームから駅舎方面に歩いていきます。
この駅、一歩外に出ると東芝さんの敷地なため、改札外には出られません。
(警備員さんの許可が下りれば出れるそうですが…。)
そのため、自動改札機の代わりに社員証ゲートがありました。
また、駅員さんの代わりに警備員さんが常駐されているようです。
ホームの中には噂の海芝公園。
改札の中にある公園で、観光スポットとして話題に上っているようです。
公園から海を眺めます。
んー天気の悪さが惜しまれる…。
時間も中途半端だったため、あまりいい景色は拝めませんでした。
夜景がキレイだそうなので、今度は夜に訪れたいですね。
そんな訳で海芝浦駅は、その特殊性と景色の良さから関東の駅百選に選ばれているようです。
海芝浦17:43発→浅野17:47着 鶴見線 普通列車鶴見行き
折り返しの電車で浅野駅まで戻ります。
陽も落ちてしまいました。
浅野駅はちょっと特殊な構造をしています。
写真左手が浜川崎方面のホーム、右手奥が海芝浦方面のホームになります、
つまり、海芝浦駅から乗車し、浜川崎方面に向かうには隣のホームまで歩いて行かなければなりません(逆も然り)。
北山形駅の山形線〜左沢線と同じ構造です。
それでは支線最後の大川駅へと向かいます。
浅野17:52発→大川17:58着 鶴見線 普通列車大川行き
駅舎の雰囲気はだいたい他の駅と同じですね。
そして首都圏にしてこのダイヤ。
見事に通勤に特化しているため、朝夜の設定しかありません。
しかも土日は朝2本、夜1本のみ。
このダイヤに合わせるために時間を調節したため訪問が夜になってしまったようなものです。
大川18:01発→鶴見18:14着 鶴見線 普通列車鶴見行き
しかも3分で折り返し。そそくさと鶴見に向かいます。
ちなみに海芝浦から同じ行程で乗車している方が3人いました。
土日に鶴見線を攻めるとなるとどうしても同じになってしまうのでしょう。
そんなわけで鶴見駅です。
改修工事中で駅名標が微妙なものしかなかったというオチ(探せばあったのかもしれませんが)。
ちなみに鶴見駅では通常の改札の他、鶴見線ホームの前にもう一つ改札がありました。
鶴見線が当駅以外無人駅のため、別の改札を設けているのだそうです。
ぶらり鶴見線の旅・その1
鶴見線に興味を持ったのは、電車で首都圏の路線図を眺めた時でした。
大本の路線にちょこっと毛が生えたような構造に、運行形態は一体どのようになっているのだろう?との疑問を持ちました。
さらに学会へ向かう電車か飛行機内のフリーペーパーで、たまたま鶴見線の海芝浦駅の記事が組まれていました。
改札から出られない駅…といわれると妙な興味が湧いてきました。
そんなわけで関東編第3弾は鶴見線の旅です。前回の記事、下丸子の最後、蒲田からスタートです。
東急多摩川線で下丸子→蒲田と7分で移動。
まさか首都圏で3両編成の列車にお目にかかれるとは…。
蒲田駅で降車し小休止。
就職活動で蒲田駅近くにある企業を受けていたため、何度か利用した事があります。
大きな駅の割に風情があり、割と好きな雰囲気の街です。
蒲田→(京浜東北線)→川崎→(南武線)→尻手と1駅づつ移動します。
「ぶらり鶴見線パス」を購入します。
400円で鶴見線、南武支線、川崎〜尻手、鶴見間が乗車可能なフリーきっぷ。
これはかなりお得だと思います。
ただ、私自身訪問当日までこのきっぷの存在を知りませんでしたがw
観光に行く際は色々調べて見るものだと改めて実感しました。(鎌倉の失敗もあったので、余計に)
ちょっと時間に余裕があったので、駅前を散策。
日本の大動脈、国道1号線がすぐ近くを通っていました。
首都圏で車移動をほとんどしないため、国道がどの辺りを通っているか全くわかりません。
最近まで鉄路とほぼ並行しているもの(例.国道1号−東海道本線)だと思っていたので…。
なので五反田の表示が出ているのがまず驚きです。品川じゃないんだw
他に目新しい場所もなかったので、そそくさと鶴見線へと向かいましょう。
尻手駅の3番線から南武支線に乗車。
尻手16:37発→浜川崎16:44着 南武支線 普通列車浜川崎行き
2両編成です。編成も乗車率もローカル線のそれです。
ここ川崎市だよね?早速すごいもん見ちゃったよ…。
しかしどこを見渡しても鶴見線のホームが見当たりません。
とりあえず改札を出ると、正面にも浜川崎駅がありました。
うん、これはわかりにくい。
南武支線の方にも特に案内は出ていなかった(ような気がする)のですが、ここで乗り換えをする人自体が少ないor普段から決まった人しか利用しないためではないか、と予想してみました。
せっかくフリーパス出しているのだからもうちょっとわかりやすくしてもいいのではないでしょうか?
…そう思った理由が、乗り換え時間を4分しか取っていなかったためなのですがw
浜川崎16:48発→扇町16:52着 鶴見線 普通列車 扇町行き
さて、いよいよ鶴見線区間に突入です。
今度は3両編成です。もう驚きません。
鶴見線専用車両のため、路線図がありました。
鶴見駅を起点として、3本の路線行きの列車が設定されています。(浜川崎行きの列車も有り)
しかし、それぞれの駅が会社に直結しているため、休日や昼間は列車の運行が極端に少ないのです。
この日は日曜日。そのため全線に乗車するためには早朝か夕方に向かうしかなかったのです。(詳細は後述)
浜川崎から4分の乗車で扇町に到着。
シンプルな駅舎です。もちろん無人駅です。
こちらはホームからの風景。
見事に工場しかありません。
この列車、10人前後が乗っていましたが、全員が「乗りに来た」方らしく、ホームや駅周辺を散策し、折り返しの電車に乗車していました。
一般の利用客はどの程度いるのでしょう。
その2へ続く。
商店街散策〜それでも町は廻っている〜
「それでも町は廻っている」というマンガがあります。
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2006/01/27
- メディア: コミック
- 購入: 21人 クリック: 361回
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下町の商店街を舞台にした、いわゆる日常系の作品です。
淡々とした日常風景の中にどこか懐かしさを感じる、そんな印象。
今回は商店街のモデルとなった東京都大田区下丸子を歩いてみました。
※マンガ、アニメの構図と実際の風景の比較はしておりません
前回の鎌倉に続いて関東編です。
出発は登戸駅から。
南武線沿線は私鉄との接続駅を除けばこんな雰囲気の駅が多いイメージ。
南部沿線道路(写真)、多摩沿線道路と、多摩川沿いに川崎市を横断する道路と交差します。
大都市の郊外らしい風景です。
橋の中央で東京都大田区を示す看板が。
反対側には神奈川県川崎市の看板も。
大田区に入ると雰囲気が一変。
街路樹のあるオサレな道路に変わります。
写真左手にはキヤノンの本社があります。
更に15分程歩いてようやく下丸子駅まで着きました。
実は途中で左手に曲がればガス橋通りと並行して商店街があったのですが、そんなことはつゆ知らず駅まで歩いてしまいました。
というわけでここからは来た方向に逆戻りする形になります。
商店街を歩いていきます。
ただし休日のため閉まっている店舗がほとんどでしたが、人出は多いように感じました。。
平日の夕方に来ればもっと活気のある光景が観れたのでしょうか。
駅の近くには24時間営業のスーパーが。
商店街との住み分けはできているのでしょうか?
下丸子を歩いてみると、コンビニやチェーンの飲食店が極端に少ないことがわかりました。
どこの町の商店街でも空きテナントには全国どこでも見られる看板の一つはありそうなものです。
しかし、駅前の一部や幹線(だと思われる)道路沿線を除いてほぼ存在していなかってのではないでしょうか?(間違っていたらごめんなさい)
前にインターネット上で、
「本物の商店街は首都圏の下町にしか存在しない」
という意見がありました。
車移動が基本の地方では、広い駐車場を持つ大型ショッピングセンターが一軒建つだけで、中心市街地はシャッター街化してしまいます。
しかし、基本が徒歩や自転車移動、かつ電車で大きな町まで出やすい(下丸子は蒲田まで7分)立地だと、ある程度の住み分けはできているのでしょう。
そのため、全国一律の看板がない「本物」が残っていくのではないかと思います。
ただ、現状はやはり厳しいのではないかと感じます。
「それ町」の作中でも古くからあるラーメン屋が店を閉める、という回があります。
それを受けた主人公の歩鳥の「商店街の中で全サイクルが完成すれば…」というセリフに全てが詰まっている。そんな気がします。
…長々と駄文を垂れ流してしまいました。本題に戻ります。
こちらは歩鳥が働くメイド(?)喫茶「シーサイド」のモデルとなった喫茶店「アルプス」。
コーヒーの一杯でも飲んで行こうと思っていたのですが、定休日のようでした。残念。
この後は歩いて南武線沿線まで戻る予定でしたが、さすがに疲れたので下丸子駅から蒲田へ向かいました。
蒲田から先の詳細は後日。
鎌倉物語
10月頭から学会のため関東に行きました。
そして発表も終わった7日、古都鎌倉を訪ねました。
5年ぶりの江ノ島。
今回は島へは渡らず、鎌倉を目指すことに。
5分少々で江ノ島駅へ。
青色2両+緑色4両編成の電車が来ました。(写真は鎌倉駅で撮影)
藤沢〜江ノ島間は乗車済みですが、鎌倉方面は初乗車です。
住宅の合間や海沿いを走り、飽きることなく風景が変わっていきます。
23分かけて鎌倉駅に到着。
まずは食事を摂るため小町通りへ。
平日にも関わらずなかなかの人出。
しらす丼の看板に魅かれ、「美水」さんへ。
しらすとまぐろたたきのハーフ丼+うどんの御膳(840円)をいただきました。
修学旅行生と思しき集団を横目に本殿を目指します。
台風で倒れてしまった、鎌倉人のソウルツリー(らしい)大銀杏の木。
しかし、きちんと新芽が吹いてきたそうです。
元の姿に戻るまで何年かかるんでしょう?
僕の目が黒いうちは難しそうな気がします。
そして本殿。
建物自体は割と新しそうな印象でした。
振り返ると鎌倉市街が一望できます。
あいにく快晴とはいかず、海は観れませんでした。
さて、きちんとお参りをして、おみくじを引きます。
…小吉でした。結んで帰ろう。
本殿から下り、入り口付近にあった蓮池に寄り道。
全て枯れていました。時期に来れば一面蓮の花が眺められたことでしょう。
八幡宮を後にし、一旦駅へと戻ります。
若宮大路を駅方面へ。両脇は商店街。
お土産物屋さんや食事処が中心でしたが、活気の溢れる商店街でした。
車移動が前提となるような地方と比較して、大都市圏の観光地は電車で訪れ、そこから徒歩orバスで回るのが主流です。
そのため中心街の商店街にも活気が出るのでしょう。
大きな駐車場よりも、まずは公共交通の整備に力を入れるべきなのでは?と思ってしまいます。
ただその補完のためにバスツアーが存在するのでしょうが。
…と話が脇道にそれましたが、鎌倉駅からバスで鎌倉宮(大塔宮)へ向かいます。
1.5車線分もないような道を進み、到着。
…あれ?イベントやってるんだけど、入れるのかな?
「本日は鎌倉薪能開催のため、一般のお客様の観覧はできません」
嘘…だろ…?
事前調査の甘さが出てしまい、折り返しのバスでそそくさと退散。
気を取り直してバスで建長寺へ向かいます。
もう夕方だし人が少ないなーなんて思い門へ向かうと、
「観覧は16時半までです」
時計は既に17時を回ったところ。
…鎌倉宮に入れなかった時点で嫌な予感はしたんですよ。だから調べておけばよかったんですよね…。
お寺って夜までずっと開いてるイメージでしたが、割と早い時間に閉まるんだと学習しました。
このままだと悲しくてやりきれないため、小町通りに戻り、昼に見つけた甘味屋へ向かいます。
まさか閉まってないよな…と嫌な予感を拭い切れず早足で小町通りを駆けます。
何とか店に電気は付いてました。ラストオーダー(18時)の10分前に滑り込むことに成功。(店員さんごめんなさい)
おいもカフェ「金糸雀(かなりあ)」で紫芋のパフェ(750円)をいただきました。
紫芋の甘みが効いたアイスをメインに、トッピング、黒蜜も絶品。
750円の価値を感じる一品でした。
この後は横須賀線で横浜へ向かい、買物を済ませ帰宅。
事前調査を怠ると痛い目を見る、を教訓に得た鎌倉の旅でした。
近況と十和田湖
先日の記事「大曲の花火」をお題に投稿したところ、なんとピックアップをいだだきました。
当該記事のみならず、旅行の記録も色々な方に見て頂けたようで…本当にありがとうございます。
紀伊北陸の旅行に関しては早く続きを書きたいのですが、諸事情によりなかなか腰を落ち着かせて書く時間が取れない状況にあります。
しかし、合間を見つけて必ず完成はさせます。
本日は簡単に書ける小ネタとして、3連休で大学の友人達と十和田湖でのキャンプの記事を。
東北の高速道路が無料になる被災者証明書を利用して、盛岡IC→十和田IC→R103→ルートで十和田湖の宇樽部キャンプ場のコテージへ。
インターネットで調べてもなかなかコテージの写真が見つからず、多少の不安はありましたが、まずまずのクオリティでした。
6人部屋だが10人前後は余裕で入るスペース、BBQも可能なベランダ(屋根アリ)には当日の天候が思わしくなかったため大いに助けられました。
翌朝の小雨の中の十和田湖。
晴れていればさぞ眺めが良かったことでしょう。残念。
その後十和田湖→R102→R454→R7のルートで大鰐温泉へ。
途中かなりの鬼畜ルート(峠的な意味で)だったため、車に酔いましたことw
大鰐には温泉が目当て。
大鰐温泉駅のすぐ近くにある「鰐come」へ。
日帰り入浴500円で、食事や休憩所、地場産と充実しており満足な施設でした。
また、駅からのアクセスも良好で、鉄道旅行との相性が良さそうでした。
帰りはR7→大鰐弘前IC→滝沢ICのルートで帰宅。
高速道路被災者無料の影響による盛岡ICの渋滞を避けて正解。滝沢ICはガラガラ。
弘前から2回休憩を挟んでも2時間弱で盛岡に着き、高速道路の威力を思い知った旅行でした。
惜しむらくは天候でしたが。
2011.8.6 紀伊半島と北陸の旅・3日目②〜潮岬編〜
3日目の続きは白浜スタート。
白浜13:21発→串本14:32着 紀勢本線 普通列車新宮行き
紀伊半島の南端を太平洋に沿って進み、本州最南端の駅、串本駅へ。
ホームには最南端を示す看板も。
バスで串本の市街地を通り、潮岬まで移動します。
キャンプ場になっているだだっ広い草原を海の方へ歩いて行くと…。
遂に到達しました本州最南端。
…とは言ったもののそこまで感動するものでもはなかったですけどw
碑の奥の休憩所を越えて、海を眺めます。
…眺めは白浜の三段壁や千畳敷の方が上ですね。
最南端碑の別ver.もありました。
潮岬は宗谷岬と同じで「周りよりちょっと出っ張った場所」との印象でした。
先端ってのは往々にして最果て感は少ないものなんですね。
土産話のネタとしては良いかもしれませんが…。
せっかくなので潮岬観光タワーに登ってみます。
昭和の香りが漂っております。
300円を払いエレベーターで展望台まで登ります。
ちなみに最南端到達証明書なるものをいただきました。
昭和の香りが漂う看板。
展望台からまた岬を眺めます。
高い所から観ると本当に岩礁がちょっと出っ張っているのがわかりますね。
ただ周囲は平地のため、眺めは非常に良いです。
いやー風が気持ちいい。
しかし近くでカップルがいちゃいちゃしていたのでそそくさとその場を去ります。
エレベーターを降り、タワー併設のこれまた昭和の(ryお土産物屋さん。
くしもとぽんかんジュース(200円)をいただきます。
ぽんかんの果肉がたっぷり入っていましたが、すっきりした口当たり。
滞在時間約40分は短いかなーとも思いましたが、むしろ丁度良く楽しめました。
串本は他にも海中公園やホエールウォッチング等楽しめそうな場所がありましたが、滞在時間を考慮すると潮岬だけが限界でした。
白浜含め南紀方面は本当にいつか再訪できるといいなー。
串本16:14発→新宮17:36着 紀勢本線 普通列車新宮行き
途中紀伊勝浦駅で10分程待ち合わせがあったので改札の外へ。
ここ那智勝浦も那智の滝など名所が目白押し。
しかし涙を吞んで先へ進みます。
和歌山県最後の街です。
新宮ではで旅仲間が増えました。
和歌山県生まれの南高うめちゃんです。
昨年愛媛でこれのみかんバージョンをゲットしており、和歌山行けば梅バージョンがあるだろうと勝手に考えていました。
しかし白浜、串本で発見できなかったため半ば入手を諦めていたんですが、最後の最後にキオスクで見つけました。
新宮17:46発→多気20:55着 紀勢本線 普通列車多気行き
ここから紀勢本線はJR東海区間に入ります。
そして今回の旅行初の非電化区間。
ボックスシート×気動車こそが18きっぷ旅行の醍醐味。持論ですが。
列車は熊野、尾鷲といった三重県南部の町を通過していきます。
途中浴衣の女の子がちらほら乗車。どこかの町でお祭りでもあるのでしょうか。
この時期旅行をすると必ず見かける光景です。日本の夏。
多気20:58発→松阪21:08着 紀勢本線 普通列車亀山行き
約4分の遅れで多気着。接続列車は更に出発が約10分遅れました。
それでも昨日の阪和線と比べたら屁でもない。
松阪に宿を取った理由としては、翌日訪れる伊勢方面へのアクセスの良さとホテルの価格が手頃だった(松阪のホテル代+松阪〜伊勢の電車賃<伊勢のホテル)、という2点です。
とても松坂牛なんて食べれませんよ…。
この日はホテル近くの居酒屋で夕食がてら一杯ひっかけ、日付が変わる前には眠りにつきました。
4日目その1に続く
大曲の花火
今週のお題「2011年、夏の思い出」
只今夏の思い出について旅行記を絶賛まとめ中なのですが、お題を答えるがてら別件を1つ。
27日(土)大曲の花火大会に参加してきました。
今回のメンバーは大曲出身の友人634、Taro(盛岡出身)、私の3人。
まずは車で盛岡から大曲へ。渋滞を避けるため8時出発&裏道を使ったため、いつもと大差ない時間で到着できたようです。
15時。634の実家より大曲駅近くにある634の父君の職場まで移動開始。既に市内に向かって渋滞ができており、抜け道を駆使しても時間は通常の倍程度かかったようです。
15時半頃到着し、会場に向けて歩き始めます。
既に混雑は始まっており、車両進入禁止となった道路も埋まっております。
会場へ向かう道(通常は一般道)上で、ビール、焼きそば、たこ焼きといった典型的な屋台が軒を連ねていました。
そんな中秋田の物産展を発見。
当然地ビールはいただいておきましょう。本日は田沢湖ビールの「ダークラガー」。
黒ビールはコクが深くて好きなのですが、これはコクも苦味もかなり強い。炎天下で飲むものではないかなーという印象でした。(しかもぬるかった…)
16時過ぎに会場到着。河川敷に溢れんばかりに人がいます。つい某大佐のあのセリフを口に出したくなる光景。
会場後方は無料の観覧席で、テントを張って場所取りをしている人も見かけました。
しかし我々は634の父君のご厚意により、会場前方の「桟敷席」で観覧させてもらえる事に。
この川(雄物川)の対岸で花火を打ち上げるそうです。いわゆる特等席ってやつです。
木の板に席番号が書いてあり、各自敷物を敷いて観覧…というかほとんどの方が酒盛りしていますね。
一応6人まで座れることになっています(券も6枚綴り)が、飲み食いするスペースを考えると4人で丁度良い具合。
17時。昼花火開始。
天気にも恵まれ、快晴の中打ち上がります。
昼花火は大曲でしか観れないため、もちろん初体験。
カラフルな煙が青空に映える感覚は新鮮でした。
太陽とのコラボレーション。
山に沈む夕陽がきれいとのお話を聞いていたのですが、トイレ待ちをしている間に沈む。残念。
ちなみに丁度休憩時間だったため、30分待ちでようやく用を足せる程の混みっぷり。
18時50分。夜花火開始。
一社(全27社)当たり数分程度の時間で、BGMを駆使して花火を打ち上げていきます。
…正直圧巻されました。
「すげぇ」や「やべぇ」といった簡単な形容詞しか出てきません。
開いた口が塞がらず、自然にこぼれる笑みと拍手。
また、634親子による的確な解説のおかげで更に楽しむことができました。
写りが良いものを3枚程。
かれこれ2時間程度経った後、そんな親子が「ここからが本番だ」と。
そう、大会提供花火です。
…ええ、これまでは前フリだったんですね。
カメラを構えることすら忘れるくらい魅せられていました。
そして夜空一面を埋めつくす花火に感動して涙がこぼれそう。
退会提供花火が終わると帰る人もちらほら見かけましたが、我々は勿論最後まで残りますよ。
その後残りの数社が打ち上げ、花火大会もいよいよクライマックス。
そして全てのプログラムが終了。
そこでお客さんが立ち上がり、アイドルのコンサートよろしくペンライトを振り出しました。
我々は携帯電話の明かりを振ります。
この儀式、対岸の花火師さんに感謝を伝えるためのものなのだそうです。
花火師さんも応えてくれます。奥に見える赤い光がそれです。
上げる側、観る側がお互いに感謝の気持ちを表してシメる。最後の最後まで素敵なイベントでした。
帰路は人混みを避けるため少し間を置いてからの出発。
人波は途切れる事がありませんでしたが、立ち止まることなく駅前まで戻れました。
車の渋滞も裏道を駆使しすんなり634の実家着。
何から何までお世話になった634家の方々、本当にありがとうございます。
ちなみに…
翌日の花火大会会場。
祭りのあと。
ここまで広いと会場の撤去作業も大変だろうなーと遠巻きに眺め、盛岡へと車を走らせました。